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<デザインはボーダレスに!>
blue studio(以下BS):長岡さんは建築設計活動だけでなく家具設計、ワークショップの企画とジャンルの垣根を飛び越えたマルチな活動をされていますが、多岐にわたる分野で活動するようになったのはなぜですか?
長岡氏(以下NB):いつの間にかいろいろなモノに興味が向いていた‥‥というところでしょうか。だって世の中にはいろんなモノがありますよね。それらを自分なりの視点で捕らえ直してみたとき、「あっ、こんな使い方もあるんじゃないの?」と思えるものが結構ある。そう考えたらいろんなアイデアが出てきて気付くと作ってた。まあ、多くの仲間たちに囲まれ、刺激しあえたせいもあるかもしれないですね。
BS:確かに、身の周りにあるものを眺めてみたとき、私たちはモノに囲まれて生きているワケですから、何でも自分なりにカタチにしたり、新しい使い方を提案したり、そんな発想を持っていたら楽しいですよね。
BS:それでは、長岡さんのアイデアの原点はどこから来ているのですか?具体的に今まで作られた作品をもとにお聞かせ下さい。
NB:空間を間仕切るドアに収納の役割を持たせてみたら面白いなって、ドアドロアーを作りました。これは、ドアを薄い収納と考え、内部にモノをしまうことができるようにしたドアです。しかもドアをアクリルなどの透明素材で作ることにより、自分の好きなモノを入れて、こちらとあちらの空間を間仕切ることができるようになっている。お気に入りの雑誌やカラフルな小物を入れてみたらその隙間から向こうの空間が見えたりする。楽しいですよ。
BS:それだけではただの透明な扉。使う人が内部に好きなモノを入れることによって初めて空間が仕切られるというわけですね。なるほど。
NB: [Dice Chair]というイスがあります。このイスはさいころを転がすと様々な目が出るように、使う人が『転がす』というポジティブなアクションを起こすことで、モノとの『かかわり方』がダイナミックに変わるイスです。テーブルを兼ねたイス、チョコッと腰掛けるイスというように、座り方を使う人にゆだねるコミュニケーションツールとなるインテリアです。
BS:♪何が出るかな?ってイスを転がして。何だかワクワクしてきますね。こうして長岡さんの作品を見せていただくと、カタチを見ただけでは一見何に使ったらいいか分からないようなモノがありますけど、そこがむしろ面白いですね。使う人が自分のライフスタイルに合わせてその商品をカスタマイズする喜びが与えられているところにアイデアのツボがあるような気がしますがいかがでしょうか?
NB:私にとってアイデアとは、当たり前と思っているモノの視点を変えてみることにより、人とモノとの間に新しいコミュニケーションのカタチが生まれてくるのでは?という発想から導き出されてきます。私がモノの規模、分野の枠などに捕われることなくボーダーレスに活動している理由はそこにあります。それこそ私たちの生活のレベルから地球規模へのレベルにまで視野を広げて、人とモノとの新しいコミュニケーションのカタチを、デザインする事を通して提案していきたいですね。
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遊具のような家具(CYCLON)

ドアドロアー

dice chair

モビール(PEN-TATEYOKO) |