< 1/不動産業界に対する疑問が爆発 >
blue studio(以下BS):不動産業界でお仕事をされてこられた過程で不動産業界に疑問を感じたことが、独立してさくら事務所を始められるきっかけになったそうですが、、、
長嶋氏(以下ON):実はその前に広告代理店にもいたんですよ。不動産に転職して売買の仲介、建売り、注文住宅、新築から中古まで営業の仕事は何でもやりましたね。よく売りましたから一年も経たないうちに店長になり、いつの間にか20人ものスタッフを動かすようになっていました。モノスゴク売りましたよ。ところがある日ふと気付いてしまったんですね。「オレはとんでもないことをやっているのかもしれない、売る立場でしかモノを考えて来なかった」って。
BS:まさか、その日を境に売れなくなったとか?
ON:そうなんですよ、6か月間も(笑)。それまでは、「自分の目の前にいるこのお客さんには買ってもらうためには、どのようにすればいいか」ということを考えるのが販売活動でした。でも、お客さんの本当の立場に立てば、買わないという選択肢が一番いいこともあるし、買うにしてもそれは今じゃなくて5年後がいいということもあるかもしれない。「一般のユーザーが安全で安心して不動産売買ができるように、よりユーザーの立場に立ったコンサルテーションしないといけない」そう考えて企画書をまとめ、社内ベンチャーとして提案しましたが全く相手にもされない。門前払いをくらったんですね。頭にきて独立しました。
BS:そうして長嶋さん一個人の疑問から始まったさくら事務所ですが、今のように、各方面で注目されるようになるまで決して平坦な道ではなかったと思いますが。
ON:この仕事で3つの条件を満たしたいと考えているんです。1.
自分が好きな仕事であること。2.世の中の役に立つ仕事であること。3.ビジネスとして成立する仕事であること、です。1と2については独立の時点ですでに確信がありました。最後の3についてはかなり研究や勉強をしましたし、協力者も集まり、かなりいい方向で進むようになってきていますね。
BS:これからさくら事務所をどのようにしていきたいかについてのビジョンを語っていただきたいのですが。
ON:株式会社にする予定があります。それから個人向け不動産コンサルタントとして全国展開していきたいと考えています。ただし、組織はあくまで少数精鋭で。また、遠い将来のことは分かりませんけれど、私たちも「日本の不動産取引を良くしたい」という使命を果たすことができたら、また不動産業者に戻っているってこともあるんじゃないでしょうか。
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