< 2/「ブームはもう終わった。」 >
BS:そう、そこなんですけど。僕がLiVES見ていて思うのは、「流通に対して発言している雑誌だな」ということなんです。かっこいい家や、かっこいい部屋を載せているだけでなく、それを手に入れようとする段階で必要な情報がそこにあるというか。。。
JS:「ビジュアル不動産誌」って呼ばれてもいいって思っていますよ。だから、土地の情報も中古マンションの情報も掲載するようにしています。ローンの話なんかもあります。
BS:それから、面白いのはLiVESが共同でプロデュースするようなプロジェクトです。雑誌がきっかけとなって、住宅ができていくという状況が現実になっていますね。
JS:こういうものはどんどん増やしていきたいです。とにかく「デザイナーズ住宅」を形だけでくくりたくはないのです。打放しコンクリートとらせん階段で「はい!デザイナーズ」ということでは一過性のものに終わってしまいます。これを超えるには唯一無二の「そこにしかない」と言える付加価値をもったような物件が求められるんじゃないでしょうか?もしブルースタジオともうまくマッチするような案件があれば企画したいですね。
BS:こちらこそ、やってみたい。。。ところで、これはちょっと厳しい質問になるかもしれませんが、、、LiVESはじめ様々な雑誌の影響も手伝い、そして「カタログ建築家」という言葉が生まれ、善し悪しは別としてこれは「ブームなんだ」と言うことができると思います。ブームだとしたらいつか終わると言う危機感はありますか?これは自らへの自戒も含めでそう思うのですが。
JS:現実はともかく、雑誌の上での「インテリアブーム」、「住まいに対するブーム」はもうピークを過ぎたかな?という認識を持っています。ブームや流行はボトムアップという点に寄与しますし、それなりの意義はありますが、LiVESではブームに埋もれない新しいものをこれからも常に探して提供していきたいですね。取材を重ねることで、今、ユーザーが求めているのはこんな住宅なんだ、ということを逆発信する雑誌でありたい。そうすることで、需要と供給のギャップが縮まっていけばいいかなと。だからこそ、そこに住む人のライフスタイルなどを通して、「なぜこんな住まいが必要とされているのか?」といった竣工写真だけでは分からない情報を載せていくことが大切なんだと思います。
BS:紙面を読めば今お伺いした話はよく理解できます。lives
in communityなどは僕も個人的に好きなコーナーです。
JS:とにかくこの業界だけではないと思いますけれど、メインストリームがなくなりニッチばかりになったのかもしれませんよ。大きいニッチや小さいニッチがあるような時代です。LiVESもそういう時代の中で特徴を出していきたいと考えています。
BS:今日はありがとうございました。
JS:また物件で会いましょう。 |
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