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BS:つまり、ON SUNDAYSでは、「メディア」を売ってたってことですね。

KW:そう、ポストカードにしても、Tシャツにしても、本にしてもアートを落とし込んだメディアでしょう。でも、自分の中でリアルなものに触れていきたいと言う欲求が出てきたんです。今度はアートそのもの、メディアに落ちる前のナマものを扱いたくなったんですね。

BS:そういう流れから「ギャルーリワタリ」と「ON SUNDAYS」を合体したカタチで、ついに「ワタリウム美術館」が登場するわけですが、イタリア人建築家のMario Bottaに設計を依頼されるに至った経緯は?

KW:そんなのもう作品の写真を見て、母、姉、私、三人ですぐ決まりましたよ。「マリオ・ボッタ!」って。それで母がすぐイタリアに飛んで、本人に会って交渉に入りました。この建築は施工が竹中工務店ですが、ボッタ事務所と竹中工務店の間に入って両者の通訳をやってたのがクライアントの我々だったんです。つまり、ボッタからはじめの図面が来て、我々がそれにオーケーを出して竹中工務店に指示を出す。

BS:竹中工務店からは「ここはどうなっているの?」といったような施工上の質疑なども上がって来ますよね。

KW:そう。そう行ったやり取りを全部処理してましたし、竹中から出てくる見積も我々の方で全部チェックして、素材も産地まで見に行きましたよ。

BS:クライアントというよりも、むしろ設計事務所ですね。

KW:まさにそう。

BS:ワタリウムは全般的に建築をテーマとすることが比較的多いように思うんですが、関係ありますか?

KW:その通りですよね。それは、やはり「マリオ・ボッタと一緒にワタリウム美術館ををつくった」というところから来ているものは大きいと思いますよ。一応建築を図面からも見積からも追えるし、ひとつの建築ができるまでに必要なプロセスは一通り把握はしているつもりなんですよ。それで身近な存在なんですね。建築が。。。それからだんだんランドスケープの方に行ったり展開もしてますけれど。







竣工後の「Mario Botta展」。三角形の建築が浮かび上がる。

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