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「ジャーナリスト」としての切り口

2003年11月に「リノベーション物件に住もう!」(河出書房新社刊・ブルースタジオ監修)がついに誕生。1年以上にわたるブルースタジオへの密着取材を終え、本書を企画・編集・執筆したのが本間美紀さん。自らの編集者人生駆け出しの頃から今までの「書くこと」にたいする想いを語っていただきました。
本間 美紀/ホンマ ミキ
仙台市出身。早稲田大学第一文学部卒業後、工作社入社・インテリアの専門誌「室内」編集部を経てフリーランスエディターに。 建築家の手がけた住宅の取材経験が数百件というだけでなく、ヨーロッパの家具、インテリア関連の取材も多数。インテリアを中心としながらも、 食べ物、お花、アート、カルチャーまで暮らしを(精神的に)豊かにしてくれる他の多くの分野を、「普通の暮らし」を軸にジャンルミックスしていく取材執筆、編集活動を展開中。
2003年12月18日 blue studioにて
インタビュアー:泥谷英明(blue studio)
撮影:武井良介

山本夏彦の編集部に入った!

MH:実は、わたし、住宅とかインテリアに特に興味がなかったんですよ。家は当然「○○ハウス」「○○ホーム」で買うものだと思っていて、建築家やインテリアデザイナーの存在も知らなかったんですよ。

BS:えっ、それ本当?本間さんは大学卒業されて「室内」編集部に入られたわけですけれど、建築との接点になったのはそれが初めてというわけですか?

MH:ええ。

BS:…ちょっと、その前に。どんな学生だったか教えて下さい。

MH:早稲田大学第一文学部の文芸学科にいたんですが、ここがですね、カリキュラム的な拘束が緩くて、他の学科と違って何をやっても良いという作家になりたい人、シナリオライター、劇作家、女優になりたい人、みんな来ちゃう様なところなんです。拘束がない分、進みたい方向性を自分ではっきり組み立ててやっていかないと意味がなくなっちゃうんですね。私は、その頃から、「文章を書く」ということを積極的にやってたんです。

BS:書くことが好きだった?

MH:好きでしたね。卒業論文も小説を書いたんですよ。

BS:卒論が小説でいいんですか?

MH:小説でも脚本でもいいんですよ。それで…実は…全学部の学内の優秀な卒論に与えられる「賞」、取っちゃったんですよ。確かそのとき、他にスキーの萩原選手なんかも受賞されて。冷や汗ものです。

BS:一等賞!?

MH:そう。でもその時に書いていた文章というのが実は「独りよがりなものだった」ということにその次の段階になって気付いたんですよ。「プロとしてみんなに分かりやすい文章を書くということは違うことなんだ」ってことに。



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