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投資の哲学

BS:「投資」という概念について、分かりやすくご説明頂けませんか?

MT:これは不動産の場合での、香港や台湾の投資家が考える「投資の哲学」なんですが、まず経済が成長している国では、不動産価格は成長と共に上昇します。

BS:中国ではまさにその状況ですね。

MT:そう。それから、日本もかつてはそうだったわけです。ずーっと価格が上がっていったわけです。

BS:バブルまでは。

MT:そう、バブルまでは。バブルまでは、不動産価格上昇のカーブと経済成長のカーブは平行しているわけです。次に、経済が成長しきった国の場合ですが、そういった場所では不動産価格は単純に上昇しません。価格の上下は、景気に従うことになります。日本でもバブルがはじけて不動産価格が暴落、20年以上も前の水準にまで戻って、今頃になってやっと東京なんかでは底を突いて少しずつ上がりはじめたかな、、、というところまで来ました。

BS:今のお話しが、ファーストフェーズ/セカンドフェーズとすると、セカンドフェーズに入った国はもうファーストフェーズには戻らないということですか?

MT:もちろん。戻らない。日本だって、これからもう一度高度成長を経験するということはあり得ないですから。

BS:なるほど。。。日本はもう成長しない。。。

MT:不景気になったら、不動産価格は暴落します。不動産は金額が大きいので普通は融資を受けますよね。だからキャッシュで買う人はとても少ないのです。不景気になると、銀行が貸さなくなりますので、買う人が極端に少なくなります。また、投資している人が破綻するので、投げ売り状態になっていきます・・・ところが・・・華僑がすごいのは、落ちた時に、誰も買えなくなった時に、現金で買うんですよ。

BS:現金を持っているんですね。

MT:そう、だけど景気はいつまでも悪いということはありません。景気が良くなると銀行が貸すようになってきます。また、景気が良くなるということは儲かる人が増えるということですので買う人が増えますよね。その時に売るわけです。

BS:例えば、今の東京。

MT:そう、今の東京。それから、通常は、不動産の価格が上がるのは、景気が良くなった少し後ですから、景気が良くなり出した時に買ってもまだ遅くないわけですよ。彼らは、世界中を見渡して、景気が悪くてこれから上がりそうな国に投資をします。・・・先進国の話ですが・・・しばらくしてその国の景気が上がったところで売り抜けて現金化したときに、また世界中を見渡して景気の悪いところに投資をする・・・彼らはこれをくり返しているわけです。こういう不動産価格の大きな流れを掴まなければいけないわけです。

BS:「投資の哲学」って感じになってきましたね。

MT:日本人が失敗してしまったのは、日本だけを見ていたからですよ・・・不動産も、株も。結局。99回成功して、最後の1回の失敗で身ぐるみ剥がされているんですよ。不動産で設けた金をまた不動産に投資するから、最後には失敗するんですよ。投資の鉄人達は、絶対に深追いしない。そして、同じマーケットで投資しない。必ず下がりますから。

BS:なるほど。

MT:さらに、彼らはそういった「投資の哲学」を持っていると同時に、投資する前に税金をミニマムにする方法をまず考えるんですよ。儲けた金をできるだけ取られないようにする方法です。

BS:いわゆる「節税」ですね。



海外の物件を視察する高橋氏
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