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BS:古い物件をリノベーションするということも、盛んなようですね。
MT:そう。上海には老房子(ラオファンツ)っていうものがありまして、我々はこういう味のある物件を日本語で「古い洋館」って呼んでいるんです。これは特殊なマーケットでかなりの高額で取り引きされていますが、日本人が売主の物件がありましたから、買っている人がいらっしゃることは確かです。もともと大戦前に欧米人が住んでいた一戸建や連棟式のアパートですが、これらの洋館をフルリノベーションしてレストランにしたり、カフェにしたり、バーにしたり、欧米人用の賃貸物件にしたり、、、いろいろな使い方が提案されています。新しい物件にはない魅力もあり、またこれが単体の建物ではなく隣接する複数の建物をまとめてエリアでリノベーションが展開していて、感動的ですらあります。
BS:ご存じのように、日本でもずいぶんリノベーションが盛んになって来ました。特に、日本橋や築地など城東エリアで、魅力的なリノベーションエリアが展開する「可能性はあり」とみてらっしゃいますか。
MT:そうだな〜。難しいかもしれない。権利関係が複雑すぎるから。中国でそれが出来るのは、土地が全て国家所有のものだからですよ。ブルースタジオの物件が中国に出来てもいいんじゃないですか???リノベーションするなら、中国はとても良い条件が揃っていますよ。
BS:投資家の視点からリノベーションを考えた時に、ポイントとなるのはどんな点ですか?
MT:結局のところ「得をするかどうか」です。でも、確実に言えることは、物件を選ぶときに成功すれば半分以上は成功じゃないでしょうか。リノベーションの内容についてはブルースタジオに任せておけば安心です・・・か?
BS:安心ですよ。・・・ありがとうございます。
MT:成否は、良い物件と出会えるかどうかですね。
BS:高橋さんのお話のなかででてきた「利益」という言葉は全てキャピタルゲインを指していますよね。
MT:そう。
BS:高橋さん個人も日本でアパート経営されているのでもちろんお分かり頂けると思いますが、日本の投資家が不動産の現場で聞かされるのは「キャピタルゲインからインカムゲインへ」と言う話がほとんどだと思います。そうした中で今のお話は新鮮です。
MT:実際に上海の不動産に投資した方のお話ですが、投資に踏み切った理由として3つ挙げらっしゃいました。1つ目は、高度成長をしている国に個人として投資する方法があるのであれば「やってみたい」という単純な気持ち。2つ目は、リスクヘッジとしての外貨資産の保有つまり資産分散。3つ目は、「キャピタルゲインを経験したい」つまり欲望ですが、高度成長を知らない若い世代がこう感じても自然ではないでしょうか。日本にいると、「インカムゲインしかない/キャピタル狙いは時代錯誤だ」みたいに聞かされますが、そんなことはない、キャピタルゲインの世界ももちろんあるわけです。
BS:それと、人民元切り上げで得をするのは外国人だからですよね。
MT:そう。中国人は、土地の値上がり分しかメリットを享受できません。逆にわれわれ日本人も高度成長時に不動産価格の上昇や円の切り上げも経験しました。この時に外国人が日本の不動産を買っていたとしましょう・・・
BS:ダブルですよね。
MT:ダブル。日本で起こったことが、中国で起こる可能性は十分にあるし、ダブルで儲かるわけです。
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フランス租界時代の名残「老房子」

「老房子」のリノベーション内部

街ごとリノベーションした「新天地」と呼ばれるエリア
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