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Wired Cafeの誕生

HI:そのあと、パソナで新規事業開発をやりました。アメリカに飛んで、お好み焼き屋つくったり、レストラン、日本語学校、中古車のレストア会社、こういう新しい業態をどんどんつくった。

BS:それぞれはまったくつながりのなさそうな仕事ですが、同じ人間がどうして出来るんでしょうか???

HI:それは出来るで。基本はコミュニティ−やから。こっちは中古車のコミュニティー。こっちは○○のコミュニティー。。。それぞれ、スタイルが違うだけやで。

BS:99年、もはや伝説かも知れない「Wired Cafe」をつくられましたね。キャットストリートに。設計事務所のLDKもつくられました。これらはパラレルなことだったんですよね。

HI:パラレルというか一緒や、全部が。みんな、カフェと設計事務所と分けたがんねんけど、「なんでやねん」って思うわ。みんな、設計事務所は「こうあるべき」みたいなもんを勝手に決め過ぎ。ホンマに。別に、設計事務所が飲食業やってもエエやろし、ゴミ拾いやってもエエやろし。

BS:じゃあ、設計事務所の存在価値と言うのはどのあたりにあるんでしょうか、

HI:それは社会基盤づくり。インフラづくりですね。だから、「Wired Cafe」の設計ではトイレがその中心に据えたわけ。あの道をよ〜く観察したら、渋谷から表参道まであんだけ長い道でトイレが無かったでしょ・・・今でこそコンビニでトイレ貸してくれるけど、当時はそんなことなかったやろ?それからピアスとタトゥーの定点観測したけど、あそこは凄かったよ。センター街の20倍はおったな。

BS:そのマーケティングは、ダイエー時代にあみ出した手法ですね。

HI:そう。写真とって、ビデオ撮って、分析するんやな。同じタトゥーでも、SMスタイルから、カリフォルニアスタイルまでいろいろあるからな。その分析。大事なのは「何人おるか」やなくて、「どんな人がおるか」やから。

BS:新しくできたこの店にもどんな人が来るか、楽しみですね。

HI:このスワンチェアに誰を案内するか、、、これはとっても大事です。うちのスタッフは、この特別な椅子の意味をよく知ってるよ。店のスタイルを決めてしまう場所やから。毎年みんなでロスとかパリとか行って遊んだりするんやけど、そういうところでみんなに見せて教えてくる。テーブルにしても、椅子にしても、接客にしても「本物はこうやで」って。





キャットストリートのインフラとして設計されたWired Cafe
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