<IMG SRC="../menu.gif" WIDTH=765 HEIGHT=97 usemap="#menu" BORDER=0>



アートと場所

BS:7月に渋谷のギャラリーで展示をされていましたが、その前には祐天寺の雑貨屋さんでも個展をやっていたそうですね。いわゆる「画廊」ではなく、カフェが併設されたギャラリーや雑貨屋さんなどで展示をするのは何故なんですか?

HI:昔はしていたんです。京橋にあるギャラリーとかで。でもやってみてわかったんですけど、京橋や銀座のギャラリーって業界の人が多いんですよね。同じ業界の人に見てもらうのは必要だけど、あんまりにも閉鎖的な感じがして。単純にもっといろんな人に見てもらいたいというのは感じました。それで友人に紹介してもらった雑貨屋さんの1畳分くらいの小さなスペースを借りて、展示をやったんです。その時は雑貨屋さんでやるということを念頭に置いて絵を描きました。

BS:反応としてはどうでしたか?また稲垣さんから見て、京橋のいわゆる画廊というところで展示をするのと違う面白さみたいなものは発見できましたか?

HI:おもしろかったですね。家族連れからカップル、女の子ひとり、本当にいろんな人が来るし。それから、その祐天寺の雑貨屋さんの女の子に「普段どこで絵を見たりする?」と聞いたら、「私は美術館とか画廊にはいかない。よく行くのはコンシールかなぁ」て聞いて。おもしろそうだなと思って、以前銀座にあったギャラリーに行きました。古いビルに自分たちで手を入れて、若い子たちがギャラリーと併設でカフェも運営しているし、展示空間もおもしろいなと思いました。それで銀座にギャラリーがあった時「楽園」という個展をやったんです。最近渋谷に移転しましたが、そのオープニングの最初の展示で声を掛けていただいて、今回渋谷で展示をやりました。

BS:最近、カフェや雑貨屋さん・洋服屋さんなど、完全に展示を目的にしていないところでアートをする人って増えていますよね。それと同時に、「自分は絵画しかやらない」とか「油しか描かない」というのでは無く、自分のやっていることにボーダーを引かない作家さんが増えている。ちゃんとビジネスにしようという人もいますし、商品としてのコラボレーションもよく見掛けるようになったと感じます。

HI:以前横浜の緑区の森の中でやったネイチャーアートのワークショップがあって、それに参加したんです。海外からも作家さんが来たりして、森の空間を使って作品をつくったりする企画でした。その時私は絵ではなくて、糸を使った作品を作りました。よく歳のいった人で「君
は抽象画だね」なんて言う人もいるけど、今の人は絵もやるし立体もやるし、みんなゆるーく囲いをつくらないでやっている人って多いですね。



7月に行われた個展の風景。
12 ・3 ・4TOP