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馬場氏(右)と石井(左)

ブルースタジオでリノベーション計画立案中の大型物件(都内某Xビル)
「リノベー展」の会場候補


<仮想リノベ展キックオフ対談>

頼まれてもいないのに「リノベ展」という建築展があったと仮定。その会場予定地の都内Xビルの現地視察を終えた後、場所をHolic Houseに移してコーディネーターに内定の馬場氏×石井(bluestudio)で対談を行いました。

馬場正尊/Masataka Baba(写真右)
1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。2001年同大学建築学専攻博士課程満期退学。94〜2001年6月博報堂にて「世界都市博覧会」「東京モーターショー」などの都市計画、事業計画に携わる。現在、雑誌『A』編集長を経て、2002年Open A Ltd設立し設計、編集、都市計画などを行う。
<設計・デザイン>東日本橋コンバージョンプロジェクト「リノ」(2004年)株式会社伊藤忠ファッションシステムズオフィス(2004年)中国国鋭有限公司北京高井エリア商業・オフィスコンプレックス基本設計(2004年)本木防衛庁跡地プロジェクトインフォメイションボックス基本設計(2004年)株式会社レゾナンス、オフィス設計(2002年)<著書・執筆>R-projectコンセプトブック『R THE TRANSFORMERS/都市をリサイクル』(R-project)『Re-Mapping Tokyo/東京R計画』(晶文社)『TITLE』(文藝春秋)や『BRUTUS』(マガジンハウス)など住居・建築系の企画編集など多数。都市の空地を発見するサイト「東京R不動産」編集

http://www.open-a.net/ Open AのHP
http://www.realtokyo.co.jp/ realtokyo 日記
http://www.realtokyoestate.co.jp/ 東京R不動産

石井健/Takeshi Ishii (写真左)
blue studio 取締役
2004年11月29日 「仮想リノベ展」会場予定:都内Xビル/Holic Houseにて
インタビュアー:泥谷英明(blue studio)
撮影:武井良介

Q.1

東京で最も印象的なリノベーションプロジェクトは?
(自己物件以外で)

馬場回答

臨海副都心かな?

石井解答

???(難しいです)


Q.2

東京で「こりゃないだろ〜」的なリノベーションプロジェクトは?

馬場回答

掲載不可(ピーッ)

石井解答

タマシイがないもの。「無垢材でレトロ」等、リノベを記号化しているもの。


------------お2人とも、Q1,2は非常に悩まれていましたが、、、

馬場:難しいですよ〜これは。

石井:東京じゃなかったらあるんだけどなあ・・・(心斎橋の駐車場とか)・・・(笑)

------------よく解釈して「東京のリノベーションシーンはまだまだ発展途上の段階だ」とでも言っておきましょうか。販売物件や賃貸物件だけでなく、もう少し「リノベーション」を拡大解釈してビルや店舗の場合はどうでしょうか?

石井:店舗だったらいろいろあるかもしれないけど・・・店舗は元々スケルトン渡しでスケルトン原状回復だったりするじゃないですか。

馬場:そう!オフィスも含めて、商業系ってある意味「リノベーションが普通」で、今までなぜか住居だけがリノベーションの枠の外にあったんですよ・・・それがリノベーションの枠の中に入ってきただけなんじゃないかな。住居が商業化している気もするけど。

石井:住居がリノベの枠の外にあった理由は、住居がお金を生み出さないからですよ。

馬場:!そうか・・・住むだけだから!それが不動産物件になって、住宅の賃料をもとに収益還元法の発想に立った途端に、これが一気に加速してきているというわけですね。

石井:そう。そういう意味ではリノベーションはまだ発展途上かもしれない。これから将来、ループやクラスカ、RE-KNOWやHOLIC HOUSEが毎月のように出てくるようになればそれは面白いですね。手前味噌になりますけど、ブルースタジオでやってきたファンドなんかは中期的にリノベーションが継続した希有な例だったと思います。海外投資家のプライベートファンドに継続的に物件を取得してもらいそれをブルースタジオでリノベーションしてからリセールするというスキームだったんですが、建築業界で考えられているリノベーションを一通りやりながらもそれが金融システムに乗っかってやっていたという点が面白いんです。

馬場:リノベーションの今の状況に金融の果たしている役割はとても大きいんじゃないでしょうか。金融システムの流入によってデザインが加速してきたという現象を我々は見ているように思うんですよ。デザインだけでも、金融システムだけでもこういう状況はつくり得なかったかもしれませんが、どこかの時点で幸せな出会いをして一気にポンッと違う次元に言った気がしますよね。

石井:そうですね。

馬場:今の仕事をやっていながらよく思うんですが、元々「モダニズム」って言うのは、シンプルなスケルトンの空間を作って「その中で自由な使い方をしていきましょうよ」っていう「ビルディングタイプレス」の思想だった訳じゃない。・・・つまりシンプルな空間が、コンテンツやソフトによってオフィスに変わったり、住居に変わったり、商業に変わったり、これがモダニズムの基本だとするならばですよ、、我々は今、本当に基本的な作業をやっているんじゃないか、という気が最近している。

HOLIC HOUSEにて




©Daici Ano
馬場氏設計のRE-KNOW
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