表情のあるシャツ

BS:K’s PAPAさんのお客さんの年齢層はどれくらいなのですか?

KT:気になりますか?

BS:ええ。オーダーシャツと言うと高価で20代には縁のない印象がありましたが、先ほどいらっしゃったかたも20代でしたよね。以前に私がシャツをオーダーしたときにいらっしゃった方も同世代だったように思いますが。

KT:そうですね〜。コアは20代後半から40代といったところでしょうか。一般的なオーダーシャツショップではシャツ一枚で数万円します。確かにそれでは若い人には遠い存在になるでしょう。しかし、私はオーダーシャツの魅力を若い人にも知ってもらいたいという思いから価格を下げているのです。それで堀田さんも今日来ているシャツをうち(K’s PAPA)で作れられたんじゃないですか?

BS:そうですね。このシャツも今ではお気に入りの一枚です。大事な契約のときなどに着ています。

KT:良いですよ、似合ってますよそのシャツ。もう一枚どうですか?

BS:またにします(笑)。ところで、格好良いシャツの着こなし方ってあるんですか?

KT:ありません。シャツは着飾るモノではないのです。たとえ有名ブランドのシャツをマニュアル通りの着こなしをしたからといってそれがかっこいい訳ではないのです。決まりは無いのです。かっこいい人にはスタイルがあります。ライフスタイル、生き様です。それがある人はそれだけでかっこいいし、シャツの着こなしにもその人なりの表情が出てくる。その表情があるかどうかが重要なんです。
大げさに言い過ぎたかな。確かに堀田さんがおっしゃる通り、格好良い着こなしというものはあります。しかし、それは絶対的なものでないのです。その人らしければいいのですよ。

BS:そうですね。建築でもスタイルのある人のお部屋はかっこいいです。その人らしいです。
そういうお客さんから学ばせてもらうことは多いですね。




ショーウィンドウには使い込まれて味わい深いおもむきを漂わせている道具や生地がディスプレイされている。



飾り棚に整然と並べられた襟やカフスのサンプルはお客様がマジネーションを膨らませるために重要な役割を担っている。
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